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「アメリカ放浪記」
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「アメリカ放浪記〜3日目」



「ヘイ、ブラザー、コカインいらないか、、草もあるぜ、最高のやつさ」

バーボンストリートまでの道のり、数人の黒人から声を掛けられる。



あえて書かなかったが全部書くことにする。来てから何回それで声掛けられたか覚えてないほどだ。



さっきは声掛けられた瞬間隣を通った白人が「相手にするな」と俺にこっそり言った。。

無理だ。。向こうから赤信号で行き場がない時に来られたのだ。



しばらく話して(もちろん断って)コブシをゴツンで別れる。



最高の音楽を格安で聞く為のリスクと考えるしかない。
きっとバーボンストリートのど真ん中に建ってるかなり値段の張るホテルに泊まっていればそこんなことはないだろう。。


しかし俺にはそんな金はない。
比較的近い(バーボンストリートから歩いて20分程)安宿に泊まるしかない。。。



パトカー、救急車のサイレンの音は早くて5分置き、遅くても30分置きには鳴っている

全くもって、、、、まぁそんな町である。しかし、生き甲斐のある町とも言える。


さて、今からまた繰り出すかな。。。最高の音に出逢えます様に。。行ってきま〜す。






カナルストリートホテル。

テレビはいつもつけている。何か音が欲しいのもあるが、英語に早く慣れたい意味もある。。
テレビの中、町の人間も含めてみんなハイだ。

基本的に声の出し方もノリも何もかも違う。。なるほど、歌う声も違うはずだ。。うなずける。



さてバーボンストリート。。

道のりは誰にも声は掛けられず、平和そのものであった。


「大通り以外は歩くな」


こっちへきてみたら嫌でも分かることだ。
大通りからの曲がり角のほとんどに黒人がたむろしている。。

たまに焦るのは20人以上座り込んでいるときもある。。その目付きを見てると少々気が折れそうになる



バーボンストリートの奥に弾き語りで、どカントリーをやってる店を発見。早速入る。

昨日もそうだったが入ったらまず「pass please」と言われパスポートを見せる。よそ者だ。仕方ない。
そこはバドが4.50$前入った店より若干高め。。とはいえまぁ安い。。


ZZトップみたいなヒゲを生やした大柄の白人がジョンデンバーそっくりの声を出している。
いやいや本場なんだと思い知らされる(カントリーの本場という意味じゃなくてね)
ギターの音はやはりコーラスがかった音だ。ハイが高めのバリバリした音。


気付いたら意外と時間が経っていた。軽くもう一軒入って帰ろう。。
遅くまでここに居たいのだが遅くなると帰り道が正直恐ろしい。。


夜遅くのカナルストリートに至ってはジャングルに迷い込んだ子犬の気分だ。。

もしくはいつもどこからか命を狙われている草原の中の草食動物の気分。。
すぐにでも集って食いつかれそうだ。。


もう一軒入ってみたがピンと来なかったのですぐに出た。
途中に人だかり。ヒップホップのダンサーが皆を惹きつけている。ダンスのことはよく分からないが相当すごいのはよく分かった。
それに人を笑わせるコツを心得ている。。。(まぁ聞き取れてないけど、笑)


ミュージシャンも含めてひとつひとつのパフォーマンスが本格的というか飛びぬけている。。






帰り、腹が減ったのでチャイニーズレストランへ入る。
3$のチャーハンがあったのでそれを頼んだ。

野菜は入ってない。昔よく自分で作ったご飯を炒めただけのものに似ている。醤油が付いてきて別に懐かしくもないはずだが
嬉しくなって軽くかけて食べた。


、、食に関してはこっちの飯に慣れてないせいかどうも腹が。。


トイレを借りるにも苦労してる訳だからどうもこのままじゃ先が思いやられてしまう。。



まぁなるようにしかならないねっ、、おやすみっ